2015年モデルと2016年モデルが混在するこの時期…
だったら両方同時にPRすればいいだろッ!!…ということでFELTのAR5を両方同時にPRです。
↑の画像は手前が2016年モデルのAR5で奥側が2015年モデルのAR5。
2015年は赤と黒メインの配色。2016年モデルはブラックを基調にしたシブい感じのカラーリングです。
2015年モデルは特価になっておりますので非常にお買い得です。
それぞれのホームページはこちら (2015)とこちら (2016)です。
ちなみに2015年モデルと2016年モデルはフレームとコンポには大きな変更はありません。
カラーとパーツ類が少し変更されているぐらいですね。
こないだFELTの試乗会にもチョロっと行って来たので乗った感じも踏まえながらご紹介していきます。
まあ私自身が大した脚があるわけでないのでインプレではなくただの感想程度でお考えください。
AR5はFELT社のエアロロードシリーズのラインナップの中の1台。
特徴としては見ての通りカムテール(翼断面)形状のカーボンフレームです。
そこにフルセットで105をアセンブルしています。
※画像は2016年モデル。
フォークはストレート形状のカーボン製。
ヘッドチューブ直下のフォークのクラウン部の独特なデザインも空力を意識したデザインです。
※画像は2015年モデルです。
空力重視ですのでとにかく各パイプが正面から見たら薄い!
正面からの風を左右に切り裂いてフレーム表面のデザインで後ろに整えながら受け流していく…
そんなイメージです。
※画像は2016年モデル。
フォークも正面から見たらこの薄さ!
兎にも角にも横から見たら平べったく前から見たら薄い…そんな形状です。
※画像は2015年モデル。
トップチューブの中程が唯一、普通の角断面形状といった感じですかね。
※画像は2016年モデル。
斜め上から見たダウンチューブ。
※画像は2015年モデル。
下から見たダウンチューブとシートチューブ。
ロードバイクを見慣れている自分でもこういう角度で見る度に、『すげー形状だ…』と思うもんです。
※画像は2015モデル。
カムテール形状の代表的な写真として各メーカーがカタログに載せるのがこのシートチューブ部分。
チョロっと写ってますがこのAR5はシートチューブとほぼ同じ幅の専用シートポストが付属します。
※画像は2016年モデル。
コンポーネントは全てシマノの105が採用されています。
2016年モデルはコスト高騰につき一部ダウングレードされるかと思いましたが継続で一安心。
フロントは52-36Tの歯数構成。
※画像は2015年モデル。
リアディレイラーの歯数構成は12-25T。
フロントもリアもあまり初心者向けの構成であるとは言いにくいです。
が、コンパクトクランクやリア32Tを入れて乗る様なモデルではないですからね。
※画像は2016年モデル。
ブレーキはボトムブラケット下部、チェーンステーの付け根に取り付けるダイレクトマウントタイプを採用。
通常のブレーキよりも空気抵抗が少ないことがメリットとされますが他にもメリットは結構あります。
通常の取り付け位置に必要なブリッジが必要なくなるので僅かとはいえフレームの軽量化に繋がります。
更にこのタイプはケーブルがフレーム中通しなのでダウンチューブから付き出してすぐブレーキ本体…
ですのでケーブルを不自然に曲げてフリクション(抵抗)が発生してブレーキが重くなる…こととも低減。
個人的には固定してしまえば通常ブレーキのようにズレたりすることがないので、そこが気に入ってます。
なお、AR5のフロントブレーキは通常のブレーキです。
※画像は2015年モデル。
ダイレクトマウントですのでケーブルの途中にはブレーキリリース用のアジャスターがあります。
これをリリースしないとホイールが外れませんのでお気をつけ下さい。
※画像は2016年モデル。
ダウンチューブのボトムブラケット付近にはDi2のバッテリーホルダー用の取り付け穴があります。
※画像は2016年モデル。
シートポストは3T社製の専用シートポストが付属しますかなり肉厚のブレード形状!…ではなく…
完全に楕円形状となっており。引っこ抜いて前後逆にして差し込むとTTポジションも取れます。
※画像は2016年モデル。
もちろん正面に対してこの薄さです。
※画像は2016年モデル。
なお、このシートポストは固定からシートポストサイドのエラストマーの設定方法が少々特殊です。
必ず付属のマニュアルの18~22ページをお読みください。
ご自身での作業に自信のない方は必ずスポーツ自転車に詳しいショップで見て貰ってくださいね。
エラストマーは付属品の中に予備で1セット付いてきてます。
サドルはplologo者のものが付属。
2015年モデルと2016年モデルのものはカラーリングが違うだけで同じです。
こちらは2015年モデル。
こちらは2016年モデル。車体に合わせてブラックメインに。
ステムキャップも微妙に違います。
2015年モデルはアルミ製のステムキャップ。
2016年モデルはカーボン製のトップキャップになりました。
ホイールもカラーリングが違うだけで同じものです。
画像は2016年モデル。2015年モデルは撮り忘れちゃいましたが車体同様にハブが赤黒白のカラーです。
タイヤは2015年と2016年ではアセンブルされているものが大きく異なります。
画像の2015年モデルはヴィットリア社のRUBENA PROのスリック23Cが付属していますが…。
2016年モデルはコンチネンタル社のGRAND PRIX 4000が付属。
GRAND PRIX 4000はコンチネンタル社のハイエンドクラスですのでタイヤは2016年に軍配かな?
まあ、トータルでは値上がりしてますけどね…。
細かいところではシートポストのロゴが2015年モデルはグレー系のカラー。
2016年モデルは赤となってます…ほとんど間違い探しのレベルですね。
あと、2016年モデルは画像では非常に分かりづらいですが。画像中央に『AR』と透かしのような塗装が。
ここだけ微妙に文字部の塗料がラメになってて芸が細かい。
重量ですが2015年モデルは実測で48サイズ、ペダル無しで8.090Kgでした。
2015年モデルは実測で54サイズ、ペダル無しが8.030kgでした。
ほぼカタログ通りの重量です。
ホイールをより軽いものに替えるとより軽量化は出来そうですね。
ただ、多少重量増加してもディープリムのホイールを履いてより巡航性や加速性を追求してもいいかも。
このあたりは乗り手のペダリングスタイルや走る場所に合わせて変えてみるのも面白いかも。
で、AR5を試乗させていただいた感想ですが(画像はF5です。全部試乗車が出払ってて撮れなかった)。
ほぼカタログにかいてあること通りでツマラナイかもしれませんが『加速が素晴らしい』の一言に尽きる!
シッティングでもダンシングでも素晴らしく加速します。
ダンシングで思い切り踏んでもヨレることもなく剛性も確かですが決して乗り心地も悪く無く快適。
ほとんど直線しか走ってないので旋回性は分かりませんでしたがこの加速だけでも買う勝ちはある!
…と断言できます。ロードバイクはスピードが命や!な方は間違いなく気に入るかと。
まああくまでどこにでもいるレベルの店員の感想ですのであんまり真に受けないでくださいね。
当店では2015年モデルも2015年モデルも若干数在庫してますし、数台は店頭に完成在庫でございます。
…が、問い合わせも多くせっかくご来店いただいても売れてた…な事にもなりかねません…
ですので、一度メールにてお問い合わせ下さい。
お電話では在庫数についてお答えできませんし注文も確定できません。
スタッフ全員が全員在庫を把握しているわけではないので必ずメールにてよろしくお願い致します。
※画像は店員Aが個人的に欲しいと思ったモデル。なかなかフレームのラインがエロいねぇ…。
【あとがき】
今回のブログは過去最長で疲れた。
たぶん読んでる人もきっと疲れたはず…もっとシンプルにしたいがキッチリ紹介しとくことも大事。
ホームページと同時並行にやるから結構地味に疲れる。
ホームページの方はもう少し作り込めた気がしなくもない…う~ん。
自転車屋は肉体労働かと思いきやわりと頭脳労働だったりするのである。
※2016年のAR5組み始めたらちょうどお犬様もご来店されてました。
お空はすっかり秋の気配。
今年は日頃の不摂生で体調が最悪だ。腹の次は背中と来たもんだ。オマケに休みの日は雨が多い。
う~む。
かいたひと→店員A