レースやスピードを出す事を目的としたバイク選び方の時に、フレーム素材が鉄の一種のクロモリと聞いて重い走らない古臭いと思われる方が多数だだと思われます、
確かに他の素材に比べて重量は増えます、
剛性に対してもアルミやカーボンのようにカッチリはしていません、
規格に関しても新しい規格に対応出来ない事もあります、
しかし!!
そんなレースバイクとしてクロモリの重い走らない古臭いと思われるイメージを
払拭させるバイクが見つかりました!!
MIYATA Elevation MC
えっ??普通のクロモリバイクでは??
と思われた方は多いと思います、しかし!普通に見えてすごいバイクです、
何がすごい?ご紹介します。
MIYATAの独自開発素材S.S.T.B(スパイラル・スプライン・トリプル・バテッド)チューブ
を使い、高剛性を実現しています。
S.S.T.Bって何と思われますよね?
クロモリ鋼でできたトリプルバーテッドパイプの内側に5本の螺旋状(スパイラル)を作ることにより内部補強リブ(スプライン)を施したパイプを仕様しています。
この様にパイプの内側にスプラインがあるので普段は見えません。
尚且つクロモリ鋼レアメタルのニオブ添加したProduct by COLUMBUS のFORCE LITE-Nb パイプを使い標準的なクロモリ対しさらに剛性が高くなっています。
一般的なクロモリ鋼に対して、
引張剛性では133%曲げ・捻り剛性には130%(MIYATA調べ)
の剛性を引き出しています。
S.S.T.B+FORCE LITE-Nb パイプで高剛性でありながら軽量でクロモリの靭やかさ現しながら完成車で8.7kg(size500mm)軽量化を実現しています。
S.S.T.B+FORCE LITE-Nbギャランティステッカー
次にクロモリバイクはは新規格に対しての非対応が多いがこのバイクは違います!
このBBを見て下さい!!
細身のパイプが更に細く見えてしまう程のBBシェル!
市販のクロモリフレームではほぼ無いBB386規格を使い大径スピンドルのクランクの高い剛性を実現しています、コレもS.S.T.B+FORCE LITE-Nbが無ければ機能が活かせません!
更にヘッドはクロモリはまだ少ないインテグラルヘッドを採用しオーバーサイズ(1-1/8")のフォークを使い更に見た目にもスッキリ!
ヘッドバッチはクロモリらしくクラシカルなデザイン。
フォークはMIYATAオリジナルの適度なベントが効いたカーボンフォークが付いています、
ハンドリングはもちろん良好、カーボンの振動吸収とオーバーサイズ(1-1/8")で滑らかなハンドリングとブレーキングを提供してくれます。
クロモリ=重い走らない古臭
を払拭してくれる一台です!
しかしクロモリ好きの人からするとクロモリ特有の華やかさが無いと思われますが安心して下さいこのバイクは理解っています。
MIYATAのクロモリバイクで1981年のツール・ド・フランスで区間賞等の成績をはたすなど
和製ロードレーサーバイクの歴史を先導してきたメーカでもあり、
クロモリバイクの美しさがを今も見せつけています。
HandBuilt in Japanをモットーに作られたこのバイク、職人が一台一台作り上げ美術品のような一台を提供してくれます。
なめらかなフィレット加工、ラグ加工では無く手間の掛かるフィレット加工によりラグの重量を軽量化し尚且つ見た目の華やかさを演出しています。
リアのブレーキケーブルは内蔵加工を施しフレームの細さを失わないように設計されています、しかも加工の難しいパイプ内にステンレス細管をろう付けし、メンテナンス性と性能目にも考慮。
クロモリバイクらしくチェーンハンガーが付いています、メンテナンスや輪行などで活躍します。
Wレバー対応の台座がありクラシカルな組み方にも対応。流石!
ブレーキブリッジのラグにはMIYATAのMロゴがありクラシカルな雰囲気を残しています。
この様にクロモリロードの歴史を知ったMIYATAが
クロモリを使いながらも新しい事に挑戦し出来たバイクがMIYATA Elevation MC
書いた人→ドゥーメン