こんにちは登り嫌いのドゥーメンです！
暑い夏をが過ぎて少し涼しくなってきましたね。
走りに出かけるのも気持ちよくなってきたのでヒルクライムが
苦手を克服するため少しずつ峠を登るようにしだしました。
先日はKTMCと勝尾寺～箕面滝～裏五月山のライドに行き、
機能は自宅から5分もかからない葡萄坂を！
大阪で人気の峠の一つで登りの途中に柏原ブドウの看板が有ることから
ブドウ坂と呼ばれているらしい、登りの途中にはぶどう園やワイナリーがあり
ワイン好きにはたまらないルートですね！
そんな苦手な峠をぼちぼちと登り、登りきった所にあるのどか村で少し休憩。
その後は帰ろうと思っていたのですが、登り嫌いを克服するため
裏十三峠から帰ることにしました、
十三峠の頂上にある駐車場は夜景スポットでも有名な場所で大阪平野を一望できる景色が
最高です！！
しかしあいにくの曇り空。。。
しかも雨が降りそうな雰囲気急いで帰ります。
十三峠は距離が4キロ程で最大斜度14.7度のダンヒルをすることになります、
特に安全に下れば問題ありませんが、
少し実験をしながら下って行ってみました、
いつもは必要最低限のブレーキで下るのですが
今回は出来るだけブレーキに負荷を掛けなが下ることにしました。
なぜそんな事をするかと言うと油圧ディスクブレーキの温度がどの程度まで
大丈夫なのかが気になって実験をしてみました。
峠を下り始めてリアブレーキを強めに握りながらブレーキに
ストレスを与え続けます。
しかしブレーキの感覚には全く変化がありません
途中軽くロータあたりに手を近づけて確かめたところ明らかに触れないぐらいに
熱くなっている事が解るぐらいに温度を感じました。
途中音鳴りがしだしましたがしかし勇気を出してそのままブレーキにストレスを
与えたまま峠を下っていきました。
そして気になる結果は！
まずは下のInstagramの動画を見てもらえればと思います
峠を下り終えてすぐに水を掛けてみました。
するとジュ！と音をならしながら水蒸気が立ち上がるのです！！
確実に１００度は超えている！超HOT！高温注意です！
しかし下っている最中は全く操作感もブレーキの効きも変わる事なく
音鳴りはしたものの安定した走りが可能でした！
水を掛けて蒸気が出ているのはローター部分だけであり
キャリパー部分は熱くはなっているもののローター程の高温にはなっていませんでした。
今回使用したブレーキは
ローター：単一金属板のロータ
ブレーキキャリパー：SHIMANO ICE TECHNOLOGIES[アイステクノロジー]付のキャリパー
でブレーキの制動力に変化がなかったのSHIMANOのアイステクノロジーによって
保たれたのではないかと考えています。
■ICE TECHNOLOGIES[アイステクノロジー]とは
ディスクブレーキは長い下り坂等ではフェード現象が起きて摩擦係数が減り
ブレーキの制動力が落ちることがありますがSHIMANOのアイステクノロジーは
一貫した性能を発揮させるための冷却技術を駆使して、300〜400℃の温度でも
優れた放熱性能を発揮して騒音とフェードの軽減を実現しています。
※フェード現象：摩擦材が加熱されることにより摩擦材のゴムや樹脂などが耐熱温度を越えてガス化して摩擦係数が低下す事。
この機能があった事で音鳴りだけで済んだのではないかと感じています。
ローターもアイステクノロジーを使用したローターに交換をすることで音鳴りも
低減できたかもしれませんね。
■アイステクノロジーパッドとピストン
ステンレスとアルミ製 のフィンの導入によってさらに放熱 性能を高めることができ更にピストンはセラミックなどを使用する事により熱伝達を防いでブレーキングを安定 させ、ロスが少なく効率的な制動が可能に！
この機能のおかげでブレーキングが安定していたのかもしれません！
アイステクノロジーが導入されているブレーキキャリパーは
・BR-R7070[105]
・BR-R8070[ULTEGRA]
・BR-RT900[DURA-ACE]
■アイステクノロジーローター
一枚の板に見えますが実はステンレススチール、アルミ、ステンレススチールの3層のサンドイッチ構造となっているクラッドディスクブレーキローターブレードの複合素材でそれぞれの熱伝導率と強度の差を効率的に設計したすごいテクノロジーが詰まったすごいローターなんです！！SHIMANOさんすごいよ！！
アイステクノロジーが導入されているローターは
・SM-RT70[105]
・SM-RT800[ULTEGRA]
・SM-RT900[DURA-ACE]
更にULTEGRAとDURA-ACEにはFREEZA機能があり放熱性能を高めるための
フィンが付いていて更に温度変化によるブレーキ性能の低下を防いでくれます。
注意：高温のディスクローターやキャリパーを急激に冷やすと変形や破損を起こす
場合がありますのでご注意ください。走り終えた後のディスクローターやキャリパーは
高温になっていることがあるので素手で触らないようにお願いします。火傷や怪我の
原因になりますのでご注意ください。
書いた人→ディスクブレーキしか使っていないドゥーメン