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チネリ2020モデル展示会 キングジデコとヴィゴレッリ編

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どうも、カンザキのブログです。


今日はタイ料理のぞうさん食堂を目当てに東京へ行ってきました。





嘘です。



本日は東京に出張。

チネリ2020モデルの展示会に行って来ました。




入り口を進むとイタリアメイドのチネリがお出迎え。

殆どの自転車が台湾や中国に生産が移る中、本国生産というのはやはりロマンがあります。






イタリアモデルには変更点はありません。

変わらない良さというやつですね。


それでも自転車のマーケットは大きく変化をしていきます。その際たるものがディスク化の大きな波でしょう。


その他カラー変更のみのモデルについてはHPでご紹介させていただくとして、今回はニューモデルとして2つのディスクモデルをがっつりご紹介していこうと思います。


一つ目はキングジデコです。





コレは2020モデルからでデビュー正真正銘のニューモデル。


近年広がりを見せるグラベルロード界隈ですが、チネリが提案するのはもうちょっと幅を広げたものでした。


なかなか情報量が多くて伝えるのが大変ですが、お付き合いいただければ。





まずは目につくのがこの大きく下に垂らしたチェーンステーです。

これは太いタイヤを履いた状態でもチェーンステーをギリギリまで短くさせるためのデザイン。

ホイールが27.5と700cが使えて、タイヤ幅は42cまで入ります。

ライダーのホイールチョイスによってオフロード、オンロードのどちらにも対応することができるのです。




ここまでなら既存のグラベルでもできなくはない使い方ですが、もう一つ注目して欲しいのはコレ。

フロントフォークには可変式オフセットの機構を搭載。

ライダーの好みや用途によってホイールベースの味付けが変えることができるのです。


コレって今までなかったんじゃないでしょうか?

さすがはロードの老舗です。


グラベルや荷物を搭載してのツーリング用途として使用する際はフロントセンターを長くとって安定感を演出して、ロードとして使う場合はオフセットを少なくすることによってより機敏なライディングフィールを味わうことができるのです。


乗り味は機敏で反応性もよく、本国のグローバルセールス担当のパウロ氏によると彼はこのバイクにロードホイールを履かせて普通にロードとしても使っているようです。

この辺りは是非試乗車を用意してオフセットの変更による乗り味の変化も確かめたいところ。




フレーム重量は1000グラムほど。

ダウンチューブにケブラーの補強を入れてあって、それでもこの重量との事で重量面でも十分優秀だと思います。



ちなみにジデコという名前はチネリのオーナーであるアントニオ コロンボがアメリカのソウルミュージックからインスパイアされてなづけたものだとのこと。


上がったり下がったりのぴょんぴょん飛び跳ねるようなリズムのフィーリングがまるでオフロードバイクを連想させたからとの事。

実にアーティスティックな理由だと思います。



アメリカのイメージがどうしても強くなるグラベルバイクですが、近年イタリアでも車との衝突の危険性のないグラベルイベントは盛んになって来ていて、パウロ氏によると、ミラノの周辺には1000キロ近くのオフロードがあり週末にはレースやらグランフォンドやらロングライドなどの何かしらのイベントが行われているとの事。


このキングジデコはホイールのチョイスによってオフロードマシンにもなるし、フォークのオフセットを詰める事によってロードバイク的な演出もできる全部盛りみたいなバイクだと思います。


一粒で2度美味しい的な欲張りなやつです。




2つ目はヴィゴレッリロードディスク。




近年増え続けるマーケットからの要望というのがまずひとつ。

パウロ氏によるとアメリカでのディスクのシェアはかなり大きいもので、すでに70パーセントはディスクブレーキとの事。


そりゃあディスク化も広がるわなぁ。。。





ディスク化に伴い、シマノの規格に対応するべくチェーンステー長は数ミリだけ長くなった以外は基本的な製品コンセプトはかわらずで、トラックバイクのジオメトリーをロードバイクに落とし込んだもの。


BB ハイトも彼らが想定する普通のロードに比べて2センチ高くデザインされており、シートアングルも通常より立ち気味。一部のパイプについてはこのヴィゴレッリ用に特注されたもので、乗り味も実に機敏でパウロ氏もVery fast bikeといっていました。




その一方でヘッドアングルについては非常にトラディショナルなロードのものを採用する事でハンドリングの安定性を確保しています。


重量については、カーボンフレームのようにアルミの補強芯材を入れる必要がないので、ディスク化に伴う重量増は僅かだとの事です。


最大タイヤ幅は28ミリ。

でもコレはほかのチネリのロードバイクも標準的にこのスペックにしているとの事です。




デザインについては一昨年からのモデル、エレクトリックフィールに比べてシンプルにはなって来ているものの、ベーシックな中に例えばメタリックなデカールであったり、ほんの少しフレークを混ぜたカラーリングなど、ひとクセを入れる事や、ヴィゴスマイルともいうべきダウンチューブの下のスマイルマークのデザインがヴィゴレッリファミリーの特徴です。


Happy to make another rider HAPPY

というチネリのモットーがいきづいていますね。


さて、モバイル版のアメーバの画像枚数が限界なので(笑)ここいらで一旦終わらせていただきますね。

締まりのない終わり方ですみません笑


チネリの特価バイクの情報もまた出しますので良かったらまたお付き合いくださいねぇー。



書いたひと ⇨ ぼっくす。







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