どうも、カンザキのブログです。
先日のBMC屋外展示会&試乗会の続きです。
今回は別に2021のニューモデルというわけではないのですが、
個人的にずっと気になってたURSについて書いてみます。
~BMCのラインナップについて~
そもそもBMCってメーカーは名前のカテゴライズが少し解りづらいという声を聞く事もしばしば。
ちょっとだけ整理してまとめると、
今回展示のロードカテゴリーは
・Teammachineシリーズ
↓
SLR01
SLR
ALR
・Roadmachine シリーズ
↓
Roadmachine01
Roadmachine
Roadmachine X
・Timemachineroad シリーズ
Timemachineroad01
・Unrestricted シリーズ
Unrestricted URS
となっています。
どのシリーズも01と名が付くものが上位ランクとなっております。
そしてそれぞれのシリーズのバイクの中でoneとかtwoとかの英語表記のナンバリングでコンポやその他ハードウェアに差をつけて細かくグレードを分けています。
前までの記事はURSが抜けてましたね。すいません。
それでは見ていきましょう
~Unrestricted シリーズ~
ここで英語のお話し。
英語で「立ち入り禁止」を意味する言葉はrestricted areaになるのですが、
言葉の初めにUnと打消しの語が入る事で意味自体を反対の物にします。
ですので
restricted 制限された → unrestricted 無制限
となるのです。
略してURS(ウルス)。
立ち入り禁止の場所なんてない!どこまでもこのバイクでイケるんだぜ!
と、バイクのバックグラウンドを感じる良いネーミングだと思ってます。好きです。
新設計のグラベル用ジオメトリーに対応した短めのステム。
考え方がMTBチックですね。
ワイヤーはしっかりとステムに内蔵されます。
専用のリアフェンダーが付属。もちろん取り外しも可能です。
こちらがURS最大のギミック、エラストマーです。
上から下からの荷重に対してわずかに動く事でライディングを手助けします。
ココの動きを感じれるかどうかも試乗のポイントですね。
で、実際に乗ってみました。
わたくしぼっくすは身長168センチの短足型。
試乗車のMサイズはトップチューブ長だけで見るとなんと578ミリというロングな設計。
明らかにサイズオーバーですが、ショートステムも相まって意外と普通に乗れました。
なるほど、普通のロードの解釈で考えたらいかんのですね。
キチンとステム、ハンドルまで合わせた長さで考えてあげないとサイズ選びを失敗してしまうかも?!
乗り出し、おお、意外と反応良いなあ。
リアのギミックが大げさに動く事もなく違和感なくグングン加速します。
が、なんかいまいち振動がゴロゴロしすぎるというか・・・・なんでや?
ああ、空気入りすぎですわ。途中で空気をぷすーっと抜きます。
700×42cのビッグなグラベルタイヤはソコソコ柔らかくして乗るぐらいが◎
タイヤの変形とハイボリューム独特の反発を活かしてスムーズに進みます。
グラベルにのってる方は騙されたと思って少し空気を抜いてみると実は快適かもしれませんよ?!
そして舗装された道を快適に走り抜けて来ましたグラベルウェイ。
おお、タイヤが仕事してるのが分かる!あれ、サスは?
っとお尻に神経を集中させてグラベルを駆け抜けると急にガタガタ道が現れて下からの突き上げが来た!と思ったらそこでタイヤとは明らかに違う、ヌヌッとした反発を感じます!
車体が跳ね上がってバイクが取られることもなくスムーズに走り切る事が出来ました。
URSのリアサスはここぞという所だけで動くシステムのようですね。
でもそれぐらいの方が変に動き過ぎてペダリングがスポイルされることが無いのでこれぐらいでいいかと思っています。
ちなみに、
乗り終わった後に居合わせた方と軽くおしゃべりしたところ、リアサスの動きを感じれなかったと仰っていた方もいらっしゃったので、そこは体重差によるところもあるのかな?
確認したところエラストマーの硬さは全サイズ共通とのことで、体重の軽いライダーの方にはあまり感じない部分なのでしょう。まあもともとあんまり無駄に動かないシステムなのでいざという時に仕事する部分と言った感じです。
さて、こちらのURS THREEはこのブログを書いてる現在の定価は¥500,000(税別)。
流石はBMCといった値段ではありますがこの値段のバイクで転倒のリスクが高まるグラベルに突っ込むのも勇気がいるっていう話。
ですので当店の店頭にはもう少しお買い求めしやすいURS FOURのSサイズが現時点では展示中ですよ。
気になった方は見に来てくださいね。
書いた人 → ホントはSサイズでガッツリ乗り回してみたかった。ぼっくす